【泌尿器科の専門医が解説】男性の尖圭コンジローマの特徴・原因・症状や治療法

コンジローマ 男性アイキャッチ画像

『もしかして尖圭コンジローマかも..』
『もしそうだとしたら放っておいたらマズイ…でも、どこで治療して、費用や痛みはどうなんだろう』
『保険は効くのか』

など分からないことだらけだと思います。
そこで本記事では泌尿器科の専門医である筆者が尖圭コンジローマについて徹底解説します。
お悩みの方は是非、次のアクションの参考になさって下さい。

1. 尖圭コンジローマとは

尖圭コンジローマはよくコンジローマとも呼ばれますが、HPVhuman papillomavirus:ヒト乳頭腫ウイルス)というウイルスの感染によるもので、ほとんどが性交渉で感染します。感染して約13ヵ月の潜伏期間(症状の無い期間)を経て、感染部位にブツブツが発生します。

男性器の写真注意喚起画像

1-1 見た目の特徴

下の写真をご覧下さい。尖圭コンジローマはぶつぶつのサイズもバラバラで、鳥のトサカやカリフラワーの形に似ているのがお分かりいただけますでしょうか。そういったぶつぶつは性病(尖圭コンジローマ)である可能性が高くなります。

1-2 発生部位

尖圭コンジローマは亀頭だけでなくペニス、陰囊(いわゆる金玉袋)、肛門周囲、時には尿道や膀胱など、あらゆる場所に発生します。最初は亀頭だけだったとしても治療せずに放置しているとどんどん広がっていきますので注意が必要です。

1-3 リスク

尖圭コンジローマの原因であるHPVhuman papillomavirus:ヒト乳頭腫ウイルス)というウイルスは性交渉でパートナーに感染します。感染するとパートナーに尖圭コンジローマが発生します。また尖圭コンジローマは口腔性交(フェラチオなど)を介した口腔内・口唇感染や、肛門性交(アナルセックス) を介した肛門周囲の感染するケースもあります。

1-4 症状

基本的に亀頭にブツブツが発生すると、患者さんは速やかに病院・クリニックを受診される事が多いので無症状のケースが多いです。しかし、しばらくすると痒みが出現し、掻いたり、包皮(ペニス の皮)や下着などで擦れ(スレ)て出血したり、痛みを伴います。

2. 治療

尖圭コンジローマの治療には3つの方法がありますが、もっとも確実な方法は外科切除です。では詳しくご紹介します。

2-1 治療方法

外科的切除

電気メスを用いて切除します。数分で終わりますし、液体窒素と違い、表面だけでなく感染している部位全体を取り切れるのでこの方法が一番お勧めです。

痛みを心配される方が多くいらっしゃいますが処置前の麻酔がしっかりと効いていれば処置中に痛みを感じる事は有りません。また処置前の麻酔は注射薬なので注射する時に痛みが出ます。しかし当院では静脈麻酔で完全に寝て頂いた後に麻酔の注射を打ちますので気付いた時には麻酔が効いている、手術が終わっているといったことが可能です。

処置後は数日間、軽い痛みを伴いますが痛み止めで日常生活は十分可能です。また抜糸などもありませんので再診の必要もありません。

凍結療法

 マイナス200℃近い液体窒素を綿棒などに染み込ませて、患部(ブツブツの部分)を急激に冷やして火傷させることによって凍結壊死(えし:死滅させる)させます。簡潔な方法ですが、痛みを伴い、どうしても表面しか治療できず尖圭コンジローマが残ってしまうリスクが高い事が難点です。

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体内の免疫を利用して尖圭コンジローマの原因であるHPVhuman papillomavirus:ヒト乳頭腫ウイルス)感染を消失させる治療法です。他の治療法とは異なり軟膏による外用剤(ぬり薬)です。週3回、最大16週間まで患部のブツブツに塗布し、6-10 時間後に洗い流します。そのため、寝る前に塗布し、起床時に温水で洗い流す指導を行うことが多いです。

軟膏を塗るだけというメリットは有りますが副作用も多く、 塗布部(塗った場所)の発赤、びらん、水泡、疼痛などを伴います。

2-2 費用と保険適応

尖圭コンジローマは性病なので保険が効きます。治療費用は約35万円で、保険を使う場合入院が必要です。また保険が効かないクリニックも有り、その理由は様々です。

当院が自由診療にしている理由
当院では尖圭コンジローマは保険適応外にしています。理由としては以下の2点です。
■ 性病では保険だと優れた検査方法が行えず、正確な診断ができない場合もある。

■ 尖圭コンジローマはかなりデリケートな治療になるのでプライバシーに配慮し、他の患者さんに会う事がない様に配慮したクリニックでの治療を希望される方が多くいらっしゃいます。その為、コスト面の問題から当院ではやむなく自由診療にさせて頂いております。

治療費はぶつぶつの範囲、大きさ、個数、保証にもよりますが約3〜10万円です。

しかし自由診療では不誠実な内容、高額な値段(30〜60万円)を提示するクリニックもあるますので注意しましょう!

3. 再発について

尖圭コンジローマは再発の頻度が高く、25%(4人に1人)程度です。また、3ヵ月以内の再発が多いので、治療後3ヵ月程度経過してから治癒(完治したかどうか)判定を行います。

4. 尖圭コンジローマは泌尿器科専門医へ

尖圭コンジローマは保険適応ではありますが、恥ずかしさから男性器クリニックを受診し治療される方が多くいらっしゃいます。しかし、中には患者様のコンプレックスに漬け込み上記のように高額請求を行うクリニックも多く存在します。またそういったクリニックの多くは性病に不慣れな泌尿器科以外の科出身の先生方ばかりです。

福岡のカズ博多クリニックではそういったクリニックのアンチテーゼとなるべく開院した国内唯一の日本泌尿器科学会認定の専門医による男性器クリニックです。性病・性感染症は放っておくとご家族やパートナーに感染するリスクもございます。適切な検査・診断・治療が行える泌尿器科専門医へご相談頂くことをお薦めします。

また当院は通常の泌尿器科と違いスタッフも全員男性のプライベートクリです。是非お気軽にご相談下さい。

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