『長茎手術・長茎術に興味はあるけどリスクや合併症や傷痕ってどうなんだろう?』
こんなふうに悩んでいませんか?
結論から言うと長茎術も手術である以上、後遺症や傷痕、合併症などのリスクは存在しますが、世の中に横行している『リスクの高い手術方法』を選ばずに『医学的に正しい手術方法』を選択する事でそのリスクをグッと抑える事ができます。
そこで本記事では日本泌尿器科学会認定の専門医である筆者がどの様な長茎術でリスク(後遺症や傷痕、合併症について)が高いのか、また、どの様な手術方法であればリスクを最小限に抑えられるのかについて分かりやすく説明します。長茎術を検討しているけど不安や疑問をお持ちの方はぜひご一読頂き参考にして頂ければと思います。
目次
1. 長茎術で考えられるリスクとは
みなさんが長茎術を検討してリスクとして気になるのは『後遺症があるのか』、『傷痕はどの程度残るのか』、そして『考えられる合併症』などではないでしょうか。
まず日本泌尿器科学会認定の専門医としてみなさんに知っておいて頂きたいのは『医学的に正しい長茎術』は1つしかないということです。世の中に横行している長茎術の多くはリスクの高い手術ばかりです。本章では長茎術で考えられるリスクを『医学的に正しい長茎術』と『リスクの高い長茎術』と分けてそれぞれ解説していきます。
なお各種手術方法に関しては下記記事で詳しく解説していますので参考にされて下さい。
2. 長茎術で考えられる後遺症
1-1 『医学的に正しい長茎術』の後遺症
まず、医学的に正しい長茎術を簡単に説明します。ペニスは思春期にホルモンの影響で大きくなりますが、その際に大きくなりすぎないようにする『グランセンサー』があるので一定の大きさ以上にはならないようになっています。
温泉などに行かれてご高齢の方のペニスがダランとはしているけど大きいなあと感じたことはありませんか?これは年齢とともにこのセンサーの働きが弱まっている為です。手術では、このセンサーを取り除く、もしくはズラすことによってペニスは長く・もしくは大きくなります。
なお、このセンサーは思春期に大きくなりすぎないようにする以外に役目は有りませんので取り除いても全く問題がありません。また『グランセンサー』という医学用語はございませんが手術の核となりますので企業秘密とし便宜上、この様に呼んでおります。
この手術法では特有の後遺症は存在しません。しかし手術である以上リスクが全くないわけではありません。下記の『合併症』をご覧下さい。
1-2 『リスクの高い長茎術』の後遺症
切らない長茎術:靭帯法の後遺症
靭帯法はイラストの様にペニスを支える靭帯とお腹の皮膚を固定する事で下腹部に凹みを作りペニスを長く見せる方法です。実際にはペニスは長くなっていません。この方法では後遺症として『痛みや違和感がずっと続く』リスクがあります。
この手術方法では下腹部の皮膚と靭帯が無理やり固定されていますので痛みや違和感が続きます。この痛みや違和感はずっと続くことが多く、耐えきれずに固定を外して欲しいという依頼も少なくありません。
切らない長茎術:脂肪吸引法の後遺症
この方法はイラストの通り下腹部の脂肪を吸引し、お腹が凹んだ分長く見えるといった手術です。この方法でも実際にはペニスは長くなっていません。この方法では後遺症として『出血、腸管損傷』、『下腹部のボコつき』のリスクがあります。詳しくは別記事に記載していますので参考にされて下さい。
切らない長茎術:脂肪注入法の後遺症
この手術法はお腹などから脂肪を吸引しペニスに注入するという手術です。この手術法の最大のリスクは、『死の危険性があるということ』ことです。ペニスは海綿体という血管の集合体です。その血管に脂肪が入り、血液の流れに乗って肺まで到達すると、そこで塞栓を起こし血管が詰まると呼吸ができなくなり致命的になる事が有ります。実際に海外ですがこの手術法で亡くなった方がいらっしゃいます。
本手術法にはそのほかにもリスクがあります。詳しくは別記事に記載しています。
切る長茎術の後遺症
ペニスは海綿体で構成されており、この海綿体はイラストの様に骨とつながる靭帯が支えています。この支えを切除しペニスを無理やり前方に引っ張ると、体の中に繋がる海綿体が引き出されます。この海綿体が前に思いっきり引っ張った状態で海綿体と骨を再度、糸で結ぶという手術です。この手術法には『痛み、違和感』、『勃起不全』がほぼ必発です。この後遺症に関しても別記事で詳しく記載していますので参考にされて下さい。
なお長茎術の後遺症に関しては下記記事に詳しくまとめていますので参考にされて下さい。
3. 長茎術の傷跡
続いてのリスクは傷跡です。
3-1 『医学的に正しい長茎術』の傷跡
この方法では患者様の包皮の色や皮の余りを見てもっとも傷痕の分かりにくくなりそうな部位で包皮をイラストの様に1周切ります。手術が終われば包皮を戻して(余りの多い方は一部切除し)縫合しますので、個人差はありますが数ヶ月後にはほとんど分からなくなるかと思います。
その他の手術法(切らない長茎術、靭帯を切る長茎術、脂肪注入による長茎術)に関する傷跡に関しては下記記事をご参照下さい。
4. 長茎術で考えられる合併症
本章では長茎術で考えられる合併症についてです。『リスクの高い長茎術』特有の合併症については後遺症の項目で既に説明いたしましたので、ここでは『全ての長茎術』に共通して起こりうる合併症について解説していきたいと思います。
■ 傷口の感染:頻度は多くありません(300人に1人程度)が、手術の傷が細菌に感染してしまう方がいらっしゃいます。その時には抗生物質を投与します。
■ 縫合不全:手術では切開した場所を糸で縫い合わせます。しかし稀に傷が上手く接着しないことがあります。長茎術では珍しいですが糖尿病の方で血の流れが悪い方に起こりやすい合併症です。
5. 長茎術のリスクを回避には手術方法の選択が重要
ここまで長茎術で考えられる後遺症、傷痕、合併症を見てまいりました。傷痕、合併症はともかく後遺症を考えると、世に多く出回っている長茎術がどんなに危険なものかお分かり頂けたのではないでしょうか。ぜひリスクの少ない『医学的に正しい長茎術』を選びましょう。
6. 長茎術は泌尿器科専門医へ
本記事でご紹介した通り、世の中にはリスクの高い長茎術を平然と行うクリニックが多く存在します。
福岡のカズ博多クリニック(以下当院)はそういったクリニックのアンチテーゼとなるべく開院したクリニックです。当院では本記事でご紹介した『医学的に正しい長茎術』を行なっております。この手術は『確かにリスクが高いのはわかったけど、ペニスをなんとか大きくしたい』という多くの患者様の声から生まれた手術です。
また当院は通常の泌尿器科と違いスタッフも全員男性のプライベートクリニックです。是非お気軽にご相談下さい。
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