包茎手術やペニスの増大で検討しているクリニックのメニューに『亀頭・ペニスへのヒアルロン酸などの異物注入』はありませんか?
残念ながら悪徳クリニックです。
国民生活センターもリスクが高く全く必要ないものだと明言しています。では、なぜ悪徳クリニックではその様なメニューが存在するのでしょうか。それは儲かるからです。
本記事では日本泌尿器科学会認定の専門医である筆者が『亀頭・ペニスへのヒアルロン酸などの異物注入』がメニューにあればなぜ悪徳クリニックと言えるのか詳しく解説します。
なお、本記事では包茎手術でのヒアルロン酸注入を取り上げていますが、ペニス・亀頭増大の目的でヒアルロン酸をはじめとした異物を注入する行為も同じくリスクが高い行為です。下記記事に詳しく記載していますのでご覧下さい。
1. そもそも包茎手術でのヒアルロン酸などの異物注入とは
前提として包茎手術を行う美容・包茎クリニックの多くは医師ではなく正体不明の企業が経営する悪徳クリニックです。その様な悪徳クリニックでは包茎手術の際にヒアルロン酸などの異物注入を薦められます。理由はもちろんクリニックが利益をあげるためですが、患者様には以下の様な謳い文句で薦めます。
・手術後ガーゼがズレない様に入れませんか。ガーゼがズレるとせっかくお金を掛けて手術したのに傷が汚くなってしまいます。
・包茎で亀頭が敏感なのにいきなり手術で包皮が無くなったら痛いでしょうから、慣れるまでヒアルロン酸を入れて鈍感にしておきましょう。
・一生に1回の手術です。折角だから亀頭を大きくしませんか。
などと薦めてきます。
ガーゼがズレたぐらいで傷跡は酷くなりませんし、亀頭が敏感なのもすぐに慣れます。しかし、それ以上にこの処置を行うクリニックが悪徳であると断言できるのは非常にリスクが高い処置だからです。詳しく見ていきましょう!
2. ペニスが壊死するリスクが高い
前章でご紹介した謳い文句でお分り頂けるように悪徳クリニックが異物注入を薦めてくるのは亀頭への注入です。亀頭は下の図の様に海綿体という血管で構成されています。そして海綿体の周りにある亀頭の皮膚は非常に薄い為、誤って海綿体にヒアルロン酸などの異物が入ってしまい、血管が詰まる『塞栓』に至るリスクが高いです。そうなると血液が流れなくなり栄養分が行き届かなくなった亀頭は壊死(腐ること)します。
下記の写真は実際に他院で亀頭にヒアルロン酸注入を行い亀頭が壊死した症例です。あまりにも悲惨なので画像は加工していますが黒矢印で凹んでいる部位が壊死で亀頭が溶けてしまっています。また黒丸で囲んだ部位も壊死していますので亀頭全体が壊死しいびつな形になってしまっています。
『ヒアルロン酸は厚生労働省が認可した・・・』
『他の手術などでも使われている安全な・・・』
こんな広告や言葉を投げかけてきますので安心なのかな、と勘違いしますよね。しかし厚生労働省も他の手術でもペニスに対する使用が認可された事は有りません。ペニスはほとんどが血管で構成されていますので異物を注入することは絶対にしてはいけないことで、男性器を専門に扱う泌尿器科医なら誰もが分かる事です。
この様なペニスの壊死のリスクはとても高く実際に訴訟(例:産経ニュース)が毎年約10件程度起きています。
またペニス・亀頭へのヒアルロン酸注入に関する後遺症はこれだけでは有りません。下記記事に注入物の成分毎に詳しく記載していますので参考にされて下さい。
2. 高額請求される
下記のグラフをご覧下さい。これは国民生活センターが資料として後悔している美容・包茎クリニックで患者様が包茎手術の費用として支払った代金の統計データです。
国民生活センター 美容医療サービスにみる包茎手術の問題点より引用
驚くことに50%以上の方が100万円以上支払っています。
この高額請求は亀頭へのヒアルロン酸などの異物注入によるものです。悪徳クリニックでは1ml(牛乳パックの1000分の1の量)、1万円程度で仕入れたヒアルロン酸を10万円程度で注入します。しかも1ml程度の注入では何も変わりませんので5-8ml程度注入を薦めます。つまりそれだけで50-80万円です。
この様にしてヒアルロン酸などの異物注入によって高額な請求に繋げるのです。また、この様な悪徳クリニックでは手術費用自体も高額です。そのカラクリついては下記記事で詳しく記載していますので参考にされて下さい。
3. 包茎手術は泌尿器科専門医へ
いかがでしたでしょうか。
診療項目にペニスへのヒアルロン酸などの異物注入があるクリニック、残念ながら悪徳クリニックです。しかし包茎手術をしようとインターネットで検索するとこの様なクリニックばかりが引っかかってきます。
残念ながら、この包茎手術を含めた男性器治療業界は男性のコンプレックスに漬け込んだ悪徳クリニックがほとんどを占めます。
カズ博多クリニック
福岡にあるカズ博多クリニックはその様な男性器治療の業界を変えたいという院長の思いから開院したクリニックです。
泌尿器科医、形成外科医として手術歴10年以上、男性器の施術は5000例以上の経験を持つ院長が包茎手術を担当しています。『ツートンカラーや手術後の腫れを最小限で抑え、手術後、早期に自然な仕上がりを実現できる』亀頭下環状切開法で手術を行なっています。また泌尿器科専門医による男性器クリニックは国内唯一です。
通常の泌尿器科とは違い、スタッフも全て男性ですので、迷われてる方も是非一度お気軽にご相談下さい。必ず適切なご提案ができるかと思います。
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