『包茎矯正用のリングって効果はあるの?』、『インターネットでは効果が無かったという口コミもたくさんあるし、どうなんだろう』
結論から言うと効果はほとんどありませんし、リスクも存在するのでオススメできません。もし包茎矯正リングで包茎が改善するのであれば、泌尿器科で採用されているはずです。
本記事では日本泌尿器科学会認定の専門医である筆者が『包茎矯正リングはなぜ効果が無く、どの様なリスクがあるのか』や『お薦めの包茎治療法』についてわかりやすく解説します。
是非参考にされて下さい!
目次
1. 包茎矯正リングとは
包茎矯正リングとは包茎を矯正する為に包皮を剥いた状態で固定できるリング状の器具・グッズの事です。インターネットで検索すると多くの種類があり、形も『O型』のものや『C型』のものだったり、材質もシリコン製や金属製など様々です。
イラストの様に包皮を剥いて、包茎矯正リングを装着し固定して慣れると、包皮が亀頭に再び被らなくなって包茎が治る、というものです。しかし、これは『机上の空論』に過ぎません。次章で詳しくご説明します。
2. 包茎矯正リングは効果なし
包茎矯正リングで包茎は改善しません。
包茎の原因は包皮(ペニスの皮)の余りによるものです。そして、その余剰の包皮が存在する限り包茎は改善しません。つまり、包茎矯正リングをどんなに長期間使用しても包皮の余りが無くなる事はありませんので、包茎を治すことは不可能と言えます。
それだけではありません。下記の様にリスクも有りますのでお気をつけ下さい。
3. 包茎矯正リングのリスク
前章で記載した通り包茎リングでは包茎は治りません。さらに下記の3つのリスクが存在します。
3-1 ペニスが壊死する(腐る)リスク
包茎矯正リングは緩いと外れますし、包皮も戻ってしまいます。しかしそう思って、少しきつく包茎矯正リングを装着するとリンパの流れや血液の流れが遮断され、最悪の場合ペニスが壊死する(腐る)リスクが有りますので注意が必要です。
万が一、ペニスが壊死した場合は手術でペニスを切り落とさなくてはいけなくなります。
3-2 包茎が悪化するリスク
通常、包皮はペニスの伸び縮みに合わせて伸縮します。しかし包茎矯正リングで固定された包皮はペニスの伸縮に合わせて伸び縮みできずに無理な力がかかり、余計に包皮が伸びてしまう危険が有ります。
結果的に包茎が悪化するリスクも考えられるのです。
3-3 排尿障害(おしっこが出にくくなる)リスク
当然ですがペニスには尿の通り道である『尿道』が有ります。ペニスの裏側に触れる柔らかいものが尿道です。勃起時には尿道のみ柔らかいので分かりやすいです。触って頂いたら、お分かりいただける様に尿道は表面に近いところを通っています。ですので、包茎矯正リングで包皮を固定した際に尿道が圧迫されおしっこが出にくく、もしくは出なくなってしまいます。
もちろん外せば圧迫が解除され改善されるはずですが、そのまま長期間放っておくと知らないうちに膀胱が伸び、腎臓の機能も低下してしまいます。注意が必要です!
4. 輪ゴムも効果はなく危険です
包茎に対し矯正リングではなく、輪ゴムを使用する方がいらっしゃいます。包皮を向いた状態で輪ゴムで固定し慣れるのを待つというものです。残念ながらこの方法も効果がなく包茎矯正リングと同様のリスクが有ります。
また輪ゴムは細いのでその分ペニスに食い込みますのでリスクが高くなってしまいます。絶対にやめましょう!
5. 包茎を治すには泌尿器科専門医へ
包茎の手術は様々な理由からハードルが高い為に『自力や器具、グッズ』で何とか改善出来ないかと考える方が多くいらっしゃいます。しかし、どれも効果がないばかりかリスクも存在するので全くお勧めできません。
実際に、上記の方法で改善が難しく手術される方も多くいらっしゃいます。また、包茎手術を決意したとしても、男性のコンプレックス(普通の病院で女性看護師に会いたくない。見た目にもこだわった手術がしたいなど)に漬け込んだ悪徳包茎クリニックが数多く存在します。
カズ博多クリニック
福岡にあるカズ博多クリニックはそういった包茎を含めた男性器治療業界を変えたい!という思いから、日本泌尿器科学会認定の専門医である院長が開院したプライベートクリニックです。
泌尿器科医、形成外科医として手術歴10年以上、男性器の施術は5000例以上の経験を持つ院長が包茎手術を担当しています。『ツートンカラーや手術後の腫れを最小限で抑え、手術後、早期に自然な仕上がりを実現できる』亀頭下環状切開法で手術を行なっています。また泌尿器科専門医による男性器クリニックは国内唯一です。
通常の泌尿器科とは違い、スタッフも全て男性ですので、迷われてる方も是非一度お気軽にご相談下さい。必ず適切なご提案ができるかと思います。
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