【泌尿器科の専門医が解説】包茎手術のペリカン変形に関する原因・予防・修正方法

ペリカン変形 アイキャッチ画像

包茎手術を受けたけど裏スジ側がすごく腫れていて、調べて行き着いた『ペリカン変形』という言葉……自分が該当するのか、該当するならどうすればいいのか。

分からないことだらけですよね。

ペリカン変形は『包茎手術で起こりうる腫れの一種』です。この状態になってしまったら自然に回復するのは困難で治療が必要です。ペリカン変形は『亀頭直下法』で起こりうる包茎手術の後遺症で当院にも多くの修正依頼がございます。

そこで今回は泌尿器科の専門医である筆者が
・ペリカン変形とはどんな状態なのか
・原因や治療法

について分かりやすく解説します。

1. ペリカン変形とは

ペリカン変形は『亀頭直下法』で起こりやすい包茎手術の後遺症で、写真のようにペリカンのクチバシに似た腫れが続くことからこのように呼ばれます。この写真は他院で包茎手術をしてペリカン変形となり修正依頼で来院された患者様(ご許可頂いております)です。

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原因

『ペリカン変形』の原因は縫合のズレに有ります。ペリカン変形の頻度が最も高い亀頭直下法を例に説明します。包茎手術では包茎の原因となる狭いところを含めて包皮を帯状に切除し、再縫合しますが下のイラストのように亀頭直下で切除を行なった場合、『亀頭側の包皮(イラストの赤い線)』と『ペニスの根元側の包皮(イラストの青い線)』で長さが異なりますですので、縫い合わせても『亀頭側の包皮(イラストの赤い線)』が余り、リンパ液(余裕のある部分に流れ込む)が流れ込んで浮腫み、腫れが出来上がります。ペリカン変形の原因の説明

ペリカン変形にはもう一つ原因が有ります。それは包皮小帯(裏スジ)の処理ができていない為です。そうすると、またリンパ液の流れ込みやすい組織が多く残っている為にペリカン変形となってしまうのです。

ペリカン変形はこの2つの原因の組み合わせで発生します。

術後3ヶ月以内では判断できません
包茎手術も手術である以上、術後に腫れます。その腫れは基本的に2〜3週間で引きますが、腫れが消失するまでに3ヶ月程度かかる方もいらっしゃいます。ですので本当にペリカン変形なのかは手術して3ヶ月経過しないと判断できないと考えて下さい。

2. 修正方法は2種類

他院で包茎手術を行い発生した『ペリカン変形』を修正してほしいという依頼を多く頂きます。修正方法は2種類有ります。順に見て参ります。

2-1 原因となる余剰の包皮と皮下組織を切除

まず1つ目の方法は『ペリカン変形』の原因である余剰の包皮と皮下組織を切除する方法です。リンパ液が溜まる場所を切り取ってしまい腫れないようにするのです。注意点としては、ペリカン変形の原因となる部分には包皮が余っていても、包茎手術で『勃起した時にほとんど皮が余らないぐらいに包皮が切除されている場合』はこの手術法が困難です。

ペリカン変形の修正術

修正術で無理やり縫い合わせると更に包皮を切除するので勃起した時につっぱりうまく勃起出来なくなってしまいます。その場合は下記の修正術を行います。

2-2 電気焼灼術

もう1つの修正術に電気焼灼術が有ります。これは上記の様に包茎手術で包皮がギリギリまで切除されている方向けの方法です。ペリカン変形の原因となっている余剰の包皮と皮下組織を高周波の電気メスで焼灼し特殊な軟膏を塗って皮膚の再生を促す方法です。

3. ペリカン変形を防ぐには

ペリカン変形は上記の様に亀頭直下法によって起こりやすい後遺症です。この方法は美容・包茎専門クリニックにて広く行われている方法で、泌尿器科の医師は絶対に行いません。なぜならペリカン変形以外にも多くのリスクが存在するからです。

【泌尿器科の専門医が解説】絶対NG!包茎手術で亀頭直下法を避けるべき5つの理由

では、なぜ美容・包茎専門クリニックではこの様な方法を採用しているのでしょうか。それは、『亀頭直下〇〇法』などと名付けることによって高額請求をする為です。通常の方法と違うので技術が必要で費用が高くなりますよ、と説明するのです。しかし、本当に良い手術ならば初めからその手術を行うはずです。

値段が安い手術しか払えないからと、ズサンな手術をするなんて医師ではありません!!

実際に美容・包茎専門クリニックで患者さんが支払わされた金額が国民生活センターの資料に掲載されています。

包茎契約額グラフ

この様なクリニックが医師による経営ではなく正体不明の企業による経営が多く、泌尿器科の医師はおらず、男性器の手術に不慣れな科出身の医師による治療が行われています。

カズ博多クリニック

福岡にあるカズ博多クリニック(以下当院)には全国からペリカン変形を含めた他院包茎手術後の修正術希望の患者様が多くいらっしゃいます。当院は上記の様な悪徳包茎クリニックのアンチテーゼとなるべく日本泌尿器科学会認定の専門医である院長が開院したクリニックです。

泌尿器科医、形成外科医として手術歴10年以上、男性器の施術は5000例以上の経験を持つ院長が包茎手術を担当しています。『ツートンカラーや手術後の腫れを最小限で抑え、手術後、早期に自然な仕上がりを実現できる』亀頭下環状切開法で手術を行なっています。また泌尿器科専門医による男性器クリニックは国内唯一です。

通常の泌尿器科とは違い、スタッフも全て男性ですので、迷われてる方も是非一度お気軽にご相談下さい。必ず適切なご提案ができるかと思います。

 

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