【泌尿器科の専門医が徹底解説】ペニスのフォアダイスと紛らわしい3つの疾患

ペニス フォアダイスアイキャッチ画像

ペニスにできたぶつぶつ。

「なんだこれ!?」と驚きながらも調べてたどり着いた「フォアダイス」という言葉。
「フォアダイスって何?」
「性病なの?危険な病気!?」

などわからないことだらけで不安ですよね。

結論から言うとフォアダイスとは性病ではなく、成人男性の半数以上に認められる「匂い」の元となるぶつぶつのことです。男性器機能の障害や生命の危険をきたすような病気ではないのでまずは安心してください

とはいえ、フォアダイスの見た目や症状は、他に可能性のある性病との見極めが少し難しいため必ず専門医を受診して自分がフォアダイスなのか、それとも性病など他の病気なのかを正しく見極めてもらうことが重要です

そこで本日は泌尿器学会認定の専門医である筆者が

・フォアダイスとは何か
・フォアダイスと間違われやすい3つの疾患
・治療の方法とかかる費用

に関して誰にでもわかりやすく丁寧に解説していきます。

なんとなく不安な方・治療を検討している方はぜひこの記事を読んで次のアクションに役立てください。

1. ペニスのフォアダイスとは

フォアダイスは元々、陰毛の毛根の周りにあるはずの脂腺(ぶつぶつの正体)が包皮(ペニスの皮)に独立して存在し中の脂肪が透けて見えたものです。

フォアダイス説明画像

フォアダイスはよく性病と勘違いされますが、性病ではありません。ただ皮脂を分泌する為、ペニス特有のニオイを発生する原因になります。

写真の様に、包皮(ペニスの皮)に発生するぶつぶつで成人男性の約65%に認めます。

ただ性病に見られる症状や見た目と非常によく似ていますので、自分で「これはフォアダイスだから安心」と判断せずに専門医の診断を仰ぎましょう。

2. ペニスのフォアダイスに間違われやすい3疾患

本章ではフォアダイスと見た目がよく似ている為に間違われやすい3つの疾患(性病1つ、性病ではないもの2つ)を、それぞれご紹介します。

2-1 尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマは性行為によってHPVhuman papillomavirus:ヒト乳頭腫ウイルス)というウイルスが感染しておこる性病です。

感染後、約13ヵ月の潜伏期間(症状の無い期間)を経て、感染部位に写真の様な様々な形のぶつぶつが発生します。尖圭コンジローマは亀頭だけでなくペニス、陰囊、肛門周囲、時には尿道や膀胱など、あらゆる場所に発生します。最初は亀頭だけだったとしても治療せずに放置しているとどんどん広がっていきますので注意が必要です。

なお尖圭コンジローマについては別記事に詳しく記載していますので参考にされて下さい。

【泌尿器科の専門医が解説】男性の尖圭コンジローマの特徴・原因・症状や治療法

2-2 真珠様陰茎小丘疹 (PPP)

真珠様陰茎小丘疹(PPP)は写真の様に亀頭の亀頭冠(カリ)にできる大きさの均一なぶつぶつです。正体は脂肪です。簡単に言えば毛穴の皮脂(皮膚の汚れやあぶら)、ニキビに近いものです。少しずつ増えていくのと、見た目が尖圭コンジローマに似ており、女性からも「性感染症では…」と勘違いされることもありますが性病ではありません

男性器の写真注意喚起画像

この真珠様陰茎小丘疹(PPP)、原因の多くは包茎です。包茎は包皮(ペニスの皮)との間に汚れや脂(あぶら)が溜まりやすい為です。実際に包茎手術を行なった方は目立ちにくくなります

なお真珠様陰茎小丘疹(PPP)については別記事に詳しく記載していますので参考にされて下さい。

【泌尿器科の専門医が解説】真珠様陰茎小丘疹とは?リスク・原因・症状と治療法

2-3 包皮腺(タイソン腺)

包皮腺(タイソン腺)は包皮小帯(裏スジ)の周りに出来るぶつぶつです。

男性器の写真注意喚起画像

包皮腺(タイソン腺)の正体は皮脂(あぶらとり紙で吹いているあぶらはコレです)と呼ばれるあぶらを分泌する皮脂腺です。恥垢という包皮(ペニスの皮)のアカも分泌しますのでペニス特有ニオイの原因になります。これも性病と間違われる事が多いですが性病ではありません

なお包皮腺については別記事に詳しく記載していますので参考にされて下さい。

以上がフォアダイスと見た目がよく似ている為に間違われやすい3つの疾患です。実際は性病の尖圭コンジローマなのにフォアダイスだと安心してしまって治療が遅れてしまうという方も多くいらっしゃいますので注意しましょう!

3. 治療の流れ(クリニック選び、受診、麻酔、治療、自宅での管理)

では実際にフォアダイスを治療しようと思った時どこに行って、何をすれば良いのでしょうか。治療の流れに沿って分かりやすく説明していきます。

3-1 クリニック選び:泌尿器科専門医のいる男性器専門クリニックを受診しましょう。

男性器を専門的に診療しているのは泌尿器科です。その中でも『学会認定の専門医』はその科のスペシャリストとして一定のレベルが保証される証です。経験豊富な学会認定の泌尿器科専門医に診てもらうことをお勧めします。またフォアダイスは性病ではない為、通常の病院では治療していません。男性器専門クリニックを受診しましょう。

医師の専門を確認しましょう!
通常の男性器専門クリニックにはペニスのフォアダイスに不慣れなアルバイトの先生も多くいらっしゃます。
ご自身ではフォアダイスだと思っていても性病の場合もあります。性病は診断を間違うと症状が悪化するだけでなく、誰かに移してしまうリスクも高くなってしまいます。泌尿器の先生に診てもらいましょう。

3-2 受診:『カウンセラー』ではなく『医師』に診てもらいましょう!

通常の男性器治療のクリニックでは受診すると医師ではなくカウンセラー(医療の資格などを持たない一般事務員)と呼ばれる男性が手術方法など説明して医師は2-3分程度の診察、というケースが多いです。亀頭のブツブツ治療は診断、治療法の決定など経験と豊富な医療知識が必要になります。ぜひ事前にホームページなどでカウンセラーに相談するタイプのクリニックかどうかチェックして下さい!

3-3 麻酔:工夫すれば痛くありません!

治療の前に、まずは麻酔をします。麻酔の注射が怖い、という方の為に事前に『麻酔テープ』をで注射の痛みを軽減したり、『静脈麻酔』を使用し寝ている間に麻酔注射、処置を行うことも可能です。

3-4 治療:治療は数分で終わり痛みもありません!

フォアダイスの治療は電気メスによる焼灼で、数分で治療可能です。この時点では麻酔も効いていますので処置中に痛みを感じる事は有りません。

手術後の痛み、再診について
擦り傷程度の痛みが数日間続きます。痛み止めをお渡ししますが使用されない方がほとんどです。日常生活は十分可能です。また抜糸などもありませんので再診の必要もありません。

3-5 自宅での管理

日常生活、仕事、運動に制限はありません。マスターベーション、性行為で擦れると痛いと思いますので処置後1週間程度は控えましょう。

4. ペニスにできたフォアダイスの治療にかかる費用

この治療は性病ではありませんので保険が効きません。

治療費は病院、クリニックによって違いますが、様々なクリニックのホームページを見ると約3〜60万とかなり幅がありますぶつぶつの範囲、大きさ、個数、保証などで金額が決まる様ですが残念ながら不誠実な高額な値段を提示するクリニックもあるますので注意しましょう!

5. ペニスのフォアダイスは専門医へ

ペニスのフォアダイスは通常の病院で治療を行なっていない為に不誠実な治療や高額請求を行うクリニックが多く存在します。中にはフォアダイスを性病だと脅され治療を促されるケースもあります。この様なクリニックの大半が医師ではなく、男性器治療をビジネスと捉えた企業が経営しています。

福岡のカズ博多クリニックはその様なクリニックのアンチテーゼとなるべく日本泌尿器科専門医の院長が開院したクリニックです。『男性器治療を医療として、専門医が治療する』をコンセプトに日々診療しています。泌尿器科専門医による男性器クリニックは国内で当院のみです。スタッフも全員男性ですのでお気軽にご相談下さい。

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