ペニスを長くしたい!でも手術は怖い…そう思って、たどり着いた『切らない長茎術』と言う手術方法。
切らない長茎術は『なるべく切らないでなんとかしたい』とか『まずは切らない方法があれば試したみたい』といった方に多くのクリニックで実施されています。
ただ、泌尿器科の専門医の立場から見ると、あまりオススメできる手術ではありません。本記事の中で詳しく触れますが切らない長茎術にはデメリットが多く存在します。
そこで本記事では切らない長茎術についてメリット・デメリット含めて詳しく解説し理解頂いた上で、医学的に見たオススメの長茎術についても解説します。
この記事を読んで頂くことで、自分に最適な長茎術は何か、見えてくると思いますので悩んでいる方、治療を検討中の方はぜひ参考にして下さい。
目次
1. 切らない長茎術
切らない長茎術は文字通り『メスを使わないでペニスを長くする手術』です。
ペニスを長くしたいけど、やっぱり手術は抵抗がある、という方に人気の治療です。
その手術方法は
① 糸で下腹部に凹みを作り相対的にペニスを長く見せてあげる方法
② 脂肪吸引で下腹部をスリムにして相対的にペニスを見せてあげる方法
③ 脂肪吸引で取ってきた脂肪をペニスに注入して長くしてあげる方法
と3つ存在します。
『切る手術』に比べて手術時間も短い場合も多く、傷跡も小さいですが、手術ではありますのでダウンタイム、リスクは伴いますし、決してメリットだけではありません。
下の表をご覧下さい。
では『切らない長茎術』のメリット・デメリットから詳しく見ていきましょう!
2. 切らない長茎術のメリット
『切らない長茎術』は切らない、メスを入れない、ので『切る長茎術』と比べて
- 傷跡が小さい
- 術後早期にマスターベーション、性行為ができる
といったメリットが有ります。
長茎術を受けられる方にとって術後早期に性行為ができる、というのは大きなメリットです。
しかし残念ながらデメリットも存在しますので次章でしっかり見て行きましょう!
3. 切らない長茎術のデメリット
続いてデメリットです。切らない長茎術には3つ方法がありますが、それぞれデメリットが多少異なりますので、まずそれぞれの手術法をご紹介するとともに、デメリットを解説します。
3-1 糸で下腹部に凹みを作り相対的にペニスを長く見せてあげる方法とそのデメリット
1つ目の切らない長茎術はペニスの根元にある靭帯(じんたい)を『むりやり』お腹の皮ふと糸で固定する方法です。靭帯は骨にしっかり固定されていますので動きません。ですので、伸び縮みしやすいお腹の皮ふと固定することでお腹が凹みます。この凹んだ分、相対的にペニスが長く見えるのです。
つまり本当はペニスが長くなっているのではなくお腹が凹んだだけです。
この方法のデメリット①:違和感や痛みがずっと残る
無理やり糸で結んでいるので違和感や、痛みを強く感じます。実際にこの手術を他のクリニックで施行し、痛みを訴えた患者さんの固定した糸を除去するケースは多いです。
この方法のデメリット②:元に戻りやすい
この方法はあくまで結んでいるだけなので、『切る長茎術』と比べて糸が緩んで元に戻りやすいです。
この方法のデメリット③:包皮が風船みたいにいびつにプックリ腫れ上がる事も!!
この手術では切らずに糸で靭帯を結ぶので近くにあるリンパ管も縛ってしまう事がよくあります。ですのでリンパ液がカラダに戻れずいびつにむくんでしまう事がよく有ります。
3-2 脂肪吸引で下腹部をスリムにして相対的にペニスを見せてあげる方法とそのデメリット
この手術方法はイラストの様にいわゆる『どて』と呼ばれる下腹部の脂肪を吸引する事で、お腹が凹ませます。この凹んだ分、ペニスが長く見えるのです。つまりこの方法も本当はペニスが長くなっているのではなく、お腹が凹んだだけなのです。
この方法のデメリット①:酷い内出血や腸が傷つくリスク
脂肪吸引はお腹に小さな穴を開けて行うのですが、脂肪を吸引する際に周りの血管も傷ついてしまいますのでかなり出血し内出血が強く出ます。またお腹の中の脂肪を吸引しますので腸を傷つけてしまう可能性もあります。そうなってしまうとお腹を切って手術で腸を一部切除しなければいけませんし、最悪の場合、生命を脅かす危険性もあります。
この方法のデメリット②:下腹部がデコボコになる
これは脂肪吸引全般に言えることですが、人間の手で脂肪を均一に吸引することは困難です。ですので、場所によって脂肪を吸う量に差が出る為、多く吸ったところと少なく吸うたところで、デコボコになってしまう可能性があります。
この方法のデメリット③:太れば元に戻る
脂肪吸引していますので、太って再度脂肪がつけば元に戻ります。
3-3 この2つの『切らない長茎術』に共通のデメリット:そもそも長くなっていない
これら2つの手術法はあくまで下腹部が凹んだ分、ペニスが長く見えるという『錯覚』ですのでペニス自体は長くなっていません。
3-4 ペニスに脂肪を注入して長くしてあげる方法とそのデメリット
これは自分の脂肪を太ももやお腹から取ってきて、ペニスに注入して長くしてあげるというものです。この手術は『切らない長茎術』の中で唯一、実際にペニスを長くする方法です。しかしこの手術法にもデメリットは有ります。
この方法のデメリット①:不自然な見た目
この手術で起きうる後遺症は『不自然な見た目』です。
ペニスにはもともと脂肪は存在しません。ご存知の通り、脂肪は柔らかいものなのでぶよぶよです。普段はまだしも勃起した時にも硬くないブヨブヨのペニスになってしまいます。
またペニスに脂肪を均一に注入することは不可能です。一部に偏ってしまい変な形になったペニスの修正依頼を受けたことがあります。
そしてご本人が太ると注入した脂肪も増加しますのでペニスがよりブヨブヨになってしまいますし、その増加も均一ではないのでとても不自然な見た目になってしまいます。
この方法のデメリット②:脂肪吸引した場所に酷い内出血が出て、デコボコになる
脂肪を吸引する際に周りの血管も傷ついてしまいますので、内出血が強く出ます。
また人間の手で脂肪を均一に吸引することは困難です。ですので、場所によって脂肪を吸う量に差が出る為、多く吸ったところと少なく吸うたところで、脂肪吸引した場所がデコボコになってしまう可能性があります。
4. 『切らない長茎術』の痛み・ダウンタイムと術後の制限
何の処置・手術でも痛みは気になりますよね。本章では切らない長茎術に関する痛みと手術後のダウンタイムと術後の制限について解説します。
麻酔注射の痛みはありますが、麻酔が効いているので手術中は痛くありません。ただ手術後麻酔が切れた時の痛みはそうはいきません。
4-1 ペニスの根元にある靭帯(じんたい)を縛る方法の場合
無理やり、糸で結んでいるので引っ張られ違和感や、痛みを強く感じます。この痛みや違和感は結んでいる糸が取れない限りずっと続きます。そして軽度の内出血が1〜2週間程度続きます。術後の制限はありません。
4-2 脂肪吸引でペニスを長くする方法の場合
穴を開けて無理やり脂肪を吸引しますので、お腹の穴は小さいですが痛み(内出血、腫れも)が3〜4週間続きます。また出血などを抑える目的で腹巻のようなバンドを1ヶ月程度つけておかなければなりません。
4-3 ペニスに脂肪を注入して長くしてあげる方法の場合
この場合も脂肪を吸引した場所には、痛み(内出血、腫れも)が3〜4週間続きます。また出血などを抑える目的で書房吸引した場所の圧迫を1ヶ月程度しなければなりません。
5. 『切らない長茎術』の費用
『切らない長茎術』はクリニックもよりますが、約15〜35万円(ホームページ記載の料金表で大手クリニック5院を比較)で平均は24万円でした。
クリニックによって手術方法の名前は違いますが、手術内容は本記事でご紹介した方法で、クリニックによって大きな差は無さそうです。
6. 切らない長茎術がオススメな人
『切らない長茎術』はデメリットが多いので、オススメはしません。しかし敢えて言えば、この手術法に向いている人は『何が何でも切りたくない人』です。
実際に長くなるわけではない、のはわかっているし『錯覚』でもいいしリスクは承知している。ただ、どうしても切りたくない、という方は切らない長茎術を試されてもいいかもしれません。
なお、『ペニスの根元にある靭帯(じんたい)を縛る方法』でしたら、手術をして気に入らない場合修正は可能です。
7. 専門医が本当におすすめする長茎術とは
日本泌尿器科学会認定の専門医である筆者がお勧めする『リスクが低く効果が高い長茎術』は『切る長茎術』です。しか全ての切る長茎術がお薦めなわけではありません。
ペニスが医学的に大きくなる仕組みを利用した『グランセンサー解除法』のみになります。
なぜなら、この方法は他の『切る』、『切らない』長茎術と違い
・ペニスが大きくなる医学的な仕組みを利用しておりカラダの構造物を壊さない
・その方が本来持つ大きさを引き出してあげる為、通常時も勃起時も大きくなる
という2点を兼ね揃えているからです。別記事で詳しくご紹介していますので是非参考にして下さい。
この手術を国内で行なっているのは当院を含め2院のみです。なぜなら通常、泌尿器科医は病気を治すのが仕事だからです。しかし世の中には誤ったアプローチの長茎術が横行しており、実際に被害にあった方も多くいらっしゃいます。そういった方を増やさない様、もう1院の先生と手術を行なっています。
8. ペニスの悩みは泌尿器科専門医へ
長茎術や増大術は通常の病院で治療を行なっていない為に不誠実な治療や高額請求を行うクリニックが多く存在します。本記事でご紹介した様なリスクの高い手術を平然と施行し後遺症が残り訴訟に至るケースも多発しています。この様なクリニックの大半は医師ではなく、男性器治療をビジネスと捉えた企業の経営です。
福岡のカズ博多クリニックはその様なクリニックのアンチテーゼとなるべく日本泌尿器科専門医の院長が開院したクリニックです。『男性器治療をビジネスではなく医療として、泌尿器科専門医が治療する』をコンセプトに日々診療しています。泌尿器科専門医による男性器クリニックは国内で当院のみです。スタッフも全員男性ですのでお気軽にご相談下さい。
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