男の子のフェムケアに新常識!産婦人科医ママが語る『キレイにむけたね』の可能性

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—産婦人科医ママ視点で解説!男の子フェムケアの疑問から実践まで—

男の子を育てるママにとって、デリケートゾーンのケアはまだまだ情報が少なく、戸惑うことの多いテーマだと思います。特に産婦人科医として女性の健康に関わってきた方でも、男の子のケアとなると「これで正しいの?」「どう考えればいいの?」と迷う場面があるのだそう。今回は、そんな“男の子のフェムケア”のリアルについて、産婦人科医であり母でもあるM先生にお話を伺いました。

【1】先生のご紹介・普段の診療について

Q1. ご専門や診療科について教えてください。

M先生

――私は現在、総合病院の産婦人科に勤務しており、妊娠・出産を中心とした周産期診療を専門としています。あわせて、月経や更年期、性感染症の予防など、幅広い年齢層の女性の健康にも関わっています。
最近では、中学3年生を対象とした性教育の講演を行う機会もあり、年齢に応じて正しい知識を伝えることの大切さ、そして男の子・女の子を問わず、自分の体を大切にする意識を育てることの重要性をあらためて実感しています。

【2】男の子のケアについての基本的な考え方

Q2. 男児フェムケアは未知の領域と言われますが、どうお考えですか?

M先生

――確かに、男児フェムケアは医療や育児の現場でもまだ新しいテーマで、私自身、未知の部分も多いと感じています。
ただ、産婦人科医として女性のデリケートゾーンケアに関わる中で、皮膚のバリア機能や保湿の大切さは、性別にかかわらず共通だと実感しています。乾燥や汚れが炎症の原因になるという点も同じですから、「性別を問わず、毎日のスキンケアのひとつとしてケアを考える」ことは、男児にとっても大切だと思います。

【3】ママとして感じるリアルな“モヤモヤ”

Q3-1. お子さんのケアで迷った経験はありますか?
M先生

――息子のケアに関しては、やはり「医師としての知識」と「母親としての距離感」のバランスに悩むことがありました。
幼児期は私が先端だけをやさしく洗うようにしていましたが、年長さんくらいからは「自分で洗うこと」を伝え、本人にも少しずつ任せるようにしています。一度、自分でしっかり洗おうとして、こすりすぎて赤くなってしまったこともありました。

Q3-2. 他のお母さんたちのよくある誤解は?
M先生

――「男の子だから特別なケアはしなくていい」と思っているお母さんは意外と多いように感じます。ですが、清潔を保つことは大切ですし、「自分の体を大切にする意識」は小さいうちから少しずつ伝えていくとよいのかなと感じています。

Q3-3. 情報不足による不安は?
M先生

――男児のデリケートゾーンケアについては、現時点で日本国内に明確なガイドラインがなく、情報が医療機関やインターネット上でばらついているのが現状です。
親御さんにとっては、何が正しいのか判断しづらく、不安につながっていると感じます。医療者が正確な情報を発信していくこと、そして信頼できる監修のもとでケアの選択肢を提示していくことが、重要です。

【4】『キレイにむけたね』の印象

Q4-1. 成分面での評価は?
M先生

――パンテノールが配合されており、保湿もできて、低刺激処方なので敏感な部位にも安心ですね。

Q4-2. 男児フェムケアアイテムとしての意義は?
M先生

――男の子用にもフェムケアアイテムがあることで、親御さんが陰部ケアに自然と関心を持ちやすくなります。『キレイにむけたね』のような製品は、毎日のケアを通して親子で体のことを考えるきっかけとなり、家庭内での清潔習慣や正しい知識の定着に役立つと感じています。

Q4-3. 市販品としての社会的役割は?
M先生

――医療機関に相談する前の“はじめの一歩”として、こうした市販アイテムがあることで、不調への気づきやケアのハードルが下がります。性別を問わないスキンケアの普及に貢献していると思います。

【5】今後の啓発と、親子の未来に向けて

Q5-1. 医師として伝えたいメッセージは?
M先生

――海外では、アメリカやカナダなどの小児学会が「生理的包茎は自然な発達の一部であり、無理な処置は不要」とする方針を出しています。スウェーデンなど北欧でも「自然にまかせて、ケアはやさしく最小限に」という考え方が一般的です。
ただし、「何もしなくてよい」ということではなく、清潔や保湿といった日常的なスキンケアや、体への意識を育てる声かけは、男の子にとっても大切なこと」として位置づけられています。日本でも、そうした国際的な考え方を参考にしつつ、親御さんが安心してケアできる情報を届けていく必要があると感じています。

Q5-2. 親子で正しい知識を育む大切さとは?
M先生

――適切なタイミングでケアを始めることで、子どもが自分の体に関心を持ち、大切にする気持ちが育まれます。こうした意識は、将来の健康づくりにもつながっていくと思います。

Q5-3. 読者の方へのメッセージ
M先生

――『キレイにむけたね』は、包茎を「改善」することを目的としたものではなく、男児のデリケートゾーンをやさしく清潔に保つためのケアアイテムです。

生理的包茎は年齢とともに自然に変化することが多いため、過剰な処置は必要ありませんが、日常の中で無理なくケアを続けることは大切です。

この製品は、その“やさしい第一歩”として、親御さんが自然に関われる工夫がされている点に意義を感じています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回はM先生が実際に『キレイにむけたね』を使用したリアルな感想をお届けします。どうぞお楽しみに!

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